サプリでダイエットをする女性

人類の永遠のテーマと言っても過言ではないダイエット。
いつの時代も多くの人が美容や健康のためにダイエットに励み、失敗する人、成功する人、継続している人、いつも挫折してしまう人など様々です。

ダイエットには様々なサプリがあり、その成分も多種多様です。
しかし医薬品ではないので飲むだけで痩せるものはありません。大切なのは正しい食生活と適度な運動です。
それに加えて栄養補助食品であるサプリを正しく摂取すればより効果的というわけです。
プロテインはダイエットをする人やトレーニングをする人に欠かせないサプリです。しかし飲むだけで痩せるわけでも筋肉が勝手につくわけでもありません。

ダイエットにもっとも必要なことは、何よりもダイエットの知識なのです。

痩せるサプリに含まれる成分はどんなもの?

解説する白衣の女性

痩せと言われるサプリにはプロテインやカルニチン、カプサイシン、カフェインなどがあります。
これは決して薬ではなく通常の食べ物に含まれている成分です。
これらのサプリを多量に摂取したからといって勝手に痩せていく夢のような話はありません。
あくまでもこれらは食品の成分であり、薬ではありません。

サプリは正しくはサプリメントであり、日本語では栄養補助食品です。あくまでも栄養を補助してくれるもので決して主食にもなりえません。
正しい食生活で栄養バランスが摂れた上で足りない栄養やさらに必要となる栄養素をサプリに頼るのが本来の目的です。

以下に痩せると言われるサプリの成分をいくつかピックアップするので、まずは栄養素の最低限の知識を得て、自分に必要なものを取捨選択していきましょう。
あれやこれやと無分別に手を出しても何にも効果がないばかりか、過剰摂取で体に不具合をきたしてしまう場合もあります。
正しい知識こそがダイエットの登竜門です。

プロテインは日本語でタンパク質を指します。これ以上でもこれ以下でもありません。
タンパク質のみを摂取しただけで痩せるわけも筋骨隆々になるわけでもありません。タンパク質は肉類や乳製品、大豆類に多く含まれています。
ヨーグルトの上に出る液体や牛乳を電子レンジで温めたときにできる膜はホエイと言ってとても良質なタンパク質です。
大豆に入っているタンパク質はソイといい女性ホルモンに良いと言われています。

サプリとしてのプロテインにはビタミン類やミネラル、また脂肪吸引を抑える植物から抽出されたガルシニアエキスが入っていることもあります。
また増量したい人のために糖質が多めに入っているものもあります。

脂肪燃焼効果を促進するカプサイシンやカルニチンもサプリとしてとても有名です。
これらも食品に含まれている成分で、カプサイシンは唐菓子の辛味成分、カルニチンは牛肉や豚肉などの肉類、乳製品、ブロッコリーやアボガドにも入っているアミノ酸の一種です。

カプサイシンやカルニチンは脂肪燃焼を促進する効果があると言われています。
勘違いしてはいけないのが飲むだけで脂肪燃焼が促進されるわけではなく、飲んで有酸素運動を行うことで脂肪燃焼率が上がりやすいのです。

多くの人が知っているカフェインはコーヒーが代表格でしょう。
しかし意外な飲み物にも多く入っている成分で緑茶や紅茶、ココア、コーラなどに入っており、特に栄養ドリンク剤には大量に入っています。
またチョコレートにも入っていることはあまり知られていません。
コーヒーや緑茶を飲むだけで痩せられるなどといううまい話は一切ありません。カフェインに脂肪燃焼効果があると言われますがこれは正しくありません。
交感神経を高める働きがあるので運動効率を上げてくれるので、その運動で痩せやすくなるというわけです。

このようにサプリと言っても様々な種類、成分があります。まずは何の目的でどういう効果がほしいのか明確にすることが大切です。

正直言うと「飲むだけで痩せる」なんて有り得ません

ではプロテインやカルニチン、カプサイシンなど飲むだけで痩せるのかというと、そのようなことは一切ありません。
もしサプリを飲んだだけで痩せてしまったら、それは明らかに医薬品か毒であり薬事法で厳しく取り締まられます。
飲んだだけで痩せてしまうということは、用法用量を間違えれば取り返しのつかない事態に陥ってしまうことは想像に難くないはずです。
飲んでいけばどんどん痩せてしまうのですから危険そのものです。

脂肪燃焼を促進してくれるのではと思う人もいるでしょうがこれも正しくありません。
脂肪が燃焼する原理は体がエネルギー源として脂肪を分解し使うときだけです。体がエネルギーを欲していないのに脂肪が勝手に燃焼することはありません。

生きているだけで人間はエネルギーを使い、これを基礎代謝と言います。
サプリを飲んで痩せるほど基礎代謝が上がるということはありません。
筋肉を1kgつければ1日の基礎代謝が13kcal増えると言われます。筋肉1kg増やすということは至難の業です。
ボディビルダーが日々汗と血を流しながら励むトレーニングを1年間休まずに続け1~2kgの筋肉が増えるというほど筋肉増量は大変で、それで1kg増量できてもたった1日13kcal増なのです。

脂肪1kgには7200kcalものエネルギーが蓄えられています。腹囲1cm減らすのに脂肪1kgの減量が必要と言われます。
7200kcalのエネルギーとは一体どれくらいのエネルギー量なのでしょうか。
体重50kgの人が10km走れば500kcalのエネルギー消費となります。20km走れば1000kcalです。
フルマラソン42.195kmを走れば、42.195×50でおよそ2100kcalです。つまり体重50kgの人はフルマラソン3回半も走らないといけないのです。
たった脂肪1kgにこれだけのエネルギーが蓄えられているのです。

この脂肪を何か飲んだだけで減らせるはずもありません。
医薬品でもこのようなものはなく、もしあればノーベル賞もので、各医療機関で肥満患者や肥満による疾病を患っている人に即刻投与し肥満解消に使うはずです。
しかし現代医療では、肥満解消のためには正しい食生活と適度な運動というあまりにありきたりな指導しかしません。
これは患者に努力させるためではなく、結局痩せる方法は王道のダイエット方法しかなく、またこの王道のダイエット方法がもっとも効果的という証明なのです。

ではなぜ痩せるサプリというものがあるのかというと、運動で脂肪燃焼させる際にその脂肪燃焼効果を上げる効果があるという報告があがっているためです。
カプサイシンを飲んだだけで痩せることはなくても運動前に摂取すればより効果的に脂肪燃焼できるというわけです。
正しい食事と運動をより効果的に、より加速させるためのサプリなのです。正しい知識で有効活用することが重要です。

痩せるサプリを飲んで効果的な運動もしよう!

ダイエットには運動が効果的なのは多くの人が理解しているはずです。しかしなぜ運動が効果的か正しく理解している人は少ないのが現実です。
多くの人はダイエットには20~30分以上走る有酸素運動が効果的と理解してはずです。
そしてこれが唯一無二のダイエットでの運動と思っている人も決して少なくありません。
しかしそれは一昔前の話で、今はもっと違ったアプローチの運動が多く出てきます。
まず効果的な運動の前に効果のない運動を知り、なぜそれが効果がないのかを知れば、無駄な運動に無駄な時間を費やすことがなくなります。

ストレッチや呼吸法、体幹トレーニングなどでダイエットを図るのはナンセンスです。
脂肪1kg7200kcalを減らすのに体重50kgの人ならばフルマラソン3回半も走らなければいけません。
それほど脂肪は膨大なエネルギーを蓄えて、そして想像以上に運動しても大したエネルギー消費は望めないのです。
ストレッチや呼吸法、体幹トレーニングで一体どれほどのエネルギーを消費できるのでしょうか。
走るより多くのエネルギーを消費できるでしょうか。そのようなことは現実的ではありません。

ではストレッチなどで基礎代謝を増やすダイエットはどうでしょうか。筋肉1kg増やし1日の基礎代謝はたった13kcal増えるだけです。
ストレッチを行い身体の柔軟性を高めても基礎代謝は上がりませんし、エネルギー消費も期待できません。

ダイエットの運動で何よりも重要なことはエネルギー消費量です。
有酸素運動では、走るのがもっともエネルギー消費が高く、次に自転車、最後に水泳です。
水泳がもっともエネルギー消費が高いと言われますが、それはランニングのように20分も30分も泳ぎ続けた場合です。
細切れでも運動効果は変わらずトータル運動時間でも効果があるとされていますが、30分もトータルで泳ぐのはなかなか骨の折れる運動です。
脂肪を燃焼させる運動はゆっくり長く続けられる有酸素運動が効果的です。

一昔前までは20分以上のまとまった運動でないと脂肪は燃えないと言われていましたがそれは今では明確に否定されています。
脂肪は運動直後から燃焼されます。20分以降からより脂肪が燃焼しやすくなるということです。
また運動も細切れでトータル20分以上すれば脂肪燃焼効果は高まると言われています。
そしてそれの脂肪燃焼効果を高めてくれるのがカプサイシンやカルニチンのような脂肪燃焼効果があるサプリなのです。

筋トレをする女性

また筋トレもダイエットには効果的です。
筋肉の量が増えれば、血行が良くなり、太って見えるむくみの解消や予防にもつながりますし、筋トレは脂肪を直接エネルギー源とする有酸素運動ではなく、糖質をエネルギー源とする無酸素運動なので直接の脂肪燃焼効果は大してありませんが、筋肉1kg増量で1日の基礎代謝が13kcal増えます。
たった13kcalと思うかもしれませんが、ダイエットとはちりも積もればなのです。
13kcalでも1年で4700kcaも増えると思えば決して馬鹿になりません。
そしてその筋肉をつける手助けをしてくれるのが体を構成する栄養素であるタンパク質なのです。

プロテインは「痩せるサプリ」ではない

プロテイン、つまりタンパク質は身体の構成するもっとも重要な栄養素です。
爪や髪、肌、血液、骨など、そして筋肉もタンパク質が構成しています。美容に欠かせないコラーゲンもタンパク質から構成されています。
タンパク質が足りないと、爪が割れたり、髪に張りがなくなったり、骨がもろくなったり、脚などが攣ったり、筋肉が減ったりしてしまいます。
タンパク質は体になくてはならない栄養素でこれを三大栄養素といいます。他の二つは脂質と炭水化物です。

運動後は筋肉や骨が傷つき、回復させないといけません。この回復させるものがタンパク質なのです。
回復させるときに十分なタンパク質がなければ体は骨や筋肉を分解しタンパク質を確保してしまいます。
つまり運動をするだけでは健康にもダイエットにもあまりおすすめできないのです。

十分なタンパク質摂取と休息があってこその運動なのです。タンパク質は体重1kgに対し、1~2gと言われています。
激しいトレーニングをする場合は2倍程度が理想です。体重50kgだと100gのタンパク質が必要になります。

卵Mサイズでタンパク質12g、牛モモ100gで20gです。
100gのタンパク質をすべて食事からまかなおうと思ったらかなりの量を食べなければならないだけでなく、その分脂肪摂取量も増えてしまいます。
また食費の出費も多くなってしまいます。

そのために、栄養補助食品のプロテインが欠かせなくなるのです。プロテインの値段はピンきりですが、相場は1kgで3000~5000円程度です。
食事でタンパク質を取るより場合によってはリーズナブルになることもあります。
一回で20g程摂取できるようになっているので、運動前、運動後、就寝前などに自分の食事内容と合わせて摂取していきます。

プロテインを多く摂取してしまっても尿と一緒に出てしまうので、常識的な範囲なら全く問題ありません。
トレーニング後には素早いタンパク質摂取が筋肉の回復を高め、これをトレーニング後のゴールデンタイムと呼ぶことがあります。
おおよそトレーニング後の30分をゴールデンタイムというのが一般的です。

しかし昨今はトレーニング前の摂取と、1日のタンパク質摂取量が重要という報告も多くあがってきています。
まずは1日で必要なタンパク質を食事を合わせてしっかり摂取することが大切です。
またプロテインは持ち運びにも便利で、出先でもすぐに食事を摂れない場合などとても重宝します。

くれぐれも栄養摂取はプロテインだけでいいと勘違いしないことも大切です。
タンパク質を吸収するにはビタミン類も必要ですし、他の炭水化物、脂質も当然ながらミネラルや食物繊維も体を構成したり調子を良くしたりする上で欠かせません。

ビタミンやミネラル入りのプロテインがありますが、含有量はわずかです。
栄養摂取の大原則は食事からという大前提を蔑ろにしなければダイエットの成功はぐっと近づきます。